一括返済における支払額と利息を比較
◆一括返済における支払額と利息を比較
「カードローンを一括返済したら、いくら節約できるの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
まず、カードローンを一括返済する際には、クレジットカードの分割払いを一括返済する場合のような戻し手数料計算は不要です。
クレジットカードの分割払いの場合は、手数料(利息)と元金の合計額を分割回数で割って計算しているため、
一括返済する際には浮いた手数料を含めて計算する必要があります。
しかし、カードローンはリボルビング返済方式なので、毎月の借入残高に応じてその都度利息を支払っています。
そのため一括返済する場合は、元金部分と約定返済日までの日数分にあたる利息だけを支払う、ということになります。
では、一括返済でどの程度の利息額を節約できるのでしょうか。
例)30万円を金利15%で借り入れし、毎月1万円ずつ返済していると仮定した場合
≪カードローン一括返済比較≫
① 一括返済期日 6か月後
返済期間:6か月
一括返済額:261,305円
返済合計額:321,305円
一括返済無しとの利息差額:53,512円
② 一括返済期日 12か月後
返済期間:12か月
一括返済額:219,616円
返済合計額:339,616円
一括返済無しとの利息差額:35,201円
③ 一括返済無し
返済期間:38か月
返済合計額:374,817円
※三井住友銀行カードローンのシミュレーション計算ツールを利用。
上記を参考に、2つのケースについて検証します。
① 6か月後に一括返済した場合の返済合計額と利息がいくらかかったか
6か月後に一括返済した場合、返済合計額は321,305円で、
そのうち支払った利息は21,305円です。
一括返済無しで返済した場合と比較すると、53,512円の利息を節約できます。
早期に一括返済したことで、大きな利息削減効果を得られました。
② 12か月後に一括返済した場合の返済合計額と利息がいくらかかったか
12か月後に一括返済した場合、返済合計額は339,616円で、
そのうち支払った利息は39,616円です。
一括返済無しの場合と比較すると、35,201円の利息を節約できます。
また、一括返済無しの済期間は38ヶ月となっていますので、
26ヶ月もの返済期間を短縮できたことがわかります。
このように、カードローンの一括返済によるメリットはとても大きいです。
しかし、一括返済しないほうがいい場合もありますので、次章で詳しく解説していきます。
◆一括返済をしないほうがいい場合とは?
「一括返済したほうがいいのかしないほうがいいのか、悩んでいます。」という方もいることでしょう。
結論からいうと、「タイミングにもよりますが、金額の大小に関わらずどこかのタイミングで一括返済したほうが良いだろう」と言えます。
カードローンの返済方式であるリボルビング返済方式は、
返済金額は終始一定ではありますが、返済初期と後期では元金の占める割合が異なります。
例)30万円を金利15%で借り入れし1万円ずつ返済した場合、
1か月目の利息は3,625円で元金部分は6,375円しか返済できていませんが、
37か月目の利息は176円で元金部分は9,824円です。
上記からわかるのは、約定返済額だけを返済していては、返済期間が長くなってしまうということです。
返済期間を短くするためには、一括返済を考えなければならないのです。
しかし、一括返済しないほうがいい場合もありますので見分けることが必要です。
≪一括返済したほうがいい場合としないほうがいい場合の見分け方≫
① 一括返済したほうがいい場合
・一括返済しても貯金が十分にある
・毎月の家計に余裕がある
・直近に大きな費用を伴うライフイベントが無い
② 一括返済しないほうがいい場合
・一括返済すると貯金残高が非常に少なくなる
・毎月の家計がギリギリの状態
・教育費や冠婚葬祭費など、直近に大きな出費を伴うライフイベントを控えている
②のような場合は、一括返済後に家計がマイナスになってしまう可能性が高くリスクを伴います。
条件が解消されない限りは一括返済はしないほうがいいと言えます。
◆まとめ
多くの場合、カードローンの一括返済はメリットが多く、利息を大きく減らす効果が期待できます。
ご自身のライフプランに合わせ、一括返済する時期について考えてみましょう。
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